第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
14:忙しい職員の負担を減らしたいのですが、何からやめればよいのか分かりません。
P(Prologue)まずはじめに
まずは、すぐに業務を廃止しようとせず、1週間だけ「負担を感じた仕事」を記録してみてください。時間がかかる仕事 と、何度も中断される仕事では、見直し方や対策が異なることもあります。忙しさを分解してから、一つだけ変えてみるのがよいと思います。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
「何をやめるか」の前に、忙しさを一つの塊として見ない。時間を取っている業務、割り込み、重複、待ち時間、確認作業などに分けて見る。
確認したい3つのこと
□ 何に時間がかかっているかを具体的に把握しているか
□ 何度も中断される仕事や、重複している仕事がないか
□ 「やめる」以外に、減らす・まとめる・順番を変える余地があるか
L(Line)背景をほどいてみる
業務量だけでなく、役割分担、意思決定の遅さ、二重入力、慣習、過剰な確認、属人化、繁閑差などが絡む。単純な削減が別の負担を生む場合もある。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
単に仕事を減らすのではなく、園が大切にしたい保育や職員同士の対話に時間を使えるよう、業務の目的や進め方を見直せる状態を目指す。必要な仕事を残しながら、重複や中断、過剰な確認を減らしていく。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す保育、職員の働き方に照らして、何のために時間を生み出したいのかを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、1週間だけ負担を感じた仕事を記録し、時間、重複、中断のいずれかに分け、見直す業務を一つ選ぶ。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。