第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
05:若手の提案を大切にしたいが、ベテランとの関係をどう調整すればよいでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、どちらが正しいかを決める前に、「何を変えたいのか」と「何を守りたいのか」を分けて聞いてみるとよいと思います。小さな範囲で試せる提案なら、期間を決めて実際に試し、その結果を一緒に振り返る方法もあります。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
世代間対立として見る前に、提案する側と守る側の双方に、園を良くしたい理由があると捉える。新旧の優劣ではなく、何を守り、何を変えたいのかを見る。
確認したい3つのこと
□ 提案の内容そのものと、提案されたときの受け止め方を分けて見ているか
□ 若手が何を変えたいのかを聞けているか
□ ベテランが何を心配しているのかを聞けているか
L(Line)背景をほどいてみる
経験値、責任範囲、過去の失敗体験、説明不足、提案の伝え方、変化の速度などが絡む。個人同士の相性だけで説明しない。過去の経緯や根拠を確認する。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
若手の提案とベテランの経験を対立させるのではなく、それぞれが変えたいことと守りたいことを持ち寄り、園に必要な次の方法を一緒に考えられる状態を目指す。経験の違いを、判断の幅を広げる力として活かしていく。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す保育の在り方に照らして、園として守りたい価値と、これから変えていきたいことを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、一つの提案について、若手が変えたいこととベテランが心配していることを聞き、範囲と期間を決めて、小さく試してみる。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。