第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
07:園の理念を掲げていますが、日々の保育とどう結びつければよいのでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、最近あった一つの保育場面を取り上げて、「この場面には、園の理念のどの部分が 表れているだろう」と考えてみてください。理念から実践を考えるより、日常の実践から理念を見つける方が、つながりを実感しやすいことがあります。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
理念を「覚える言葉」ではなく、迷ったときに立ち戻る判断基準として見直す。結びつかないのは理念が不要だからではなく、日常の出来事との橋渡しが不足している可能性がある。
確認したい3つのこと
□ 職員が理念の言葉を自分の言葉で説明できるか
□ 会議や振り返りで、理念に触れる機会があるか
□ 日々の保育の中で、理念に近い場面を見つけるような話し合いの場はあるか
L(Line)背景をほどいてみる
理念の抽象度、共有方法、管理職の語り方、計画との接続、振り返りで扱う機会の少なさなどが絡む。掲示や唱和だけでは実践との関係は生まれにくい。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
理念を覚える言葉や掲示する言葉にとどめず、日々の保育や運営の中で、なぜその判断や関わりを選ぶのかを考えるよりどころにしていく。職員が実際の場面を通して、理念を自分の言葉で語れる状態を目指す。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す園の在り方と、日々の保育がどのようにつながっているかを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、最近の保育場面を一つ選び、「この場面には理念のどの部分が表れていたか」を職員同士で話してみる。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。