第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
03:研修を何度やっても、日々の保育が変わらないのはなぜでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、研修後に「明日から一つだけ試すこと」を決めてみてください。そして、1週間後や2週間後に、できたかどうかではなく、試してみて何が起きたかを短く振り返ります。研修と実践の間に、小さな橋を架けることが大切です。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
研修の回数や満足度と、実践の変化は同じではない。研修を「知る場」だけでなく、「試し、振り返り、次につなげる過程」の一部として見直す。
確認したい3つのこと
□ 研修後に、現場で試した実績はあったか
□ 研修内容について、職員同士で話す時間があるか
□ 研修後しばらくして、実際に何が変わったかを確認しているか
L(Line)背景をほどいてみる
内容の抽象度、現場課題との距離、試す時間、同僚の理解、管理職の関わり、振り返る機会などが絡む。本人の意欲だけでは実践化できないことも多い。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
研修の中には、組織としての成長につながるもの、個人の成長のためのもののなど、さまざまななものがあり、中には実践を急がないものもある。園としてどのような保育や組織を目指して研修するのかを確認し、分類する。研修と現場の課題がつながっている状態を目指す。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や園が目指す保育の在り方、年度の重点課題に照らして、研修で何を変えたいのかを確認したうえで、実際に試す小さなアクションを考える。一例として、研修後に「明日から一つ試す こと」を決め、1週間後に何が起きたかを短く振り返り、少なくともひとり以上と共有する。
関連する「実務の知見」
書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。