第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
15:ICTを導入したのに、かえって仕事が増えたように感じます。なぜでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、一つの業務について、ICT導入前と導入後の手順を並べてみてください。紙とデジタルの二重入力や、以前の確認 作業がそのまま残っていることがあります。システムを変える前に、重複している作業を一つ減らせないか見てみましょう。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
ICT導入を成功・失敗で判断する前に、導入前の業務がそのまま残っていないかを見る。デジタル化と業務改善は同じではない。
確認したい3つのこと
□ 紙とデジタルの両方に同じ内容を入力していないか
□ ICT導入前の手順が、そのまま残っていないか
□ 職員が使い方で困っている場面を確認しているか
L(Line)背景をほどいてみる
紙との二重管理、入力項目の多さ、端末不足、権限設定、操作習熟、既存ルール、保護者対応などが絡む。システムだけの問題とは限らない。導入にかかる時間的な教育コストについて確認する。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
ICTに業務を合わせるのではなく、ICTを使うことで、保育に向き合う時間や情報共有の質が高まる状態を目指す。紙とデジタルの重複や、導入前から続く手順を見直し、園に合った使い方へ整えていく。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す保育、職員の働き方に照らして、ICTで何を実現したかったのかを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、一つの業務について導入前後の手順を並べ、二重入力や不要になった確認作業を一つ見つけて減らす。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。