第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
06:職員によって保育の考え方が違います。園として統一した方がよいのでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
すべてを統一する必要はないと思います。まずは、安全や子ども の権利など、必ず共通にしたいことと、職員それぞれの工夫を認められることを分けてみてください。違いをなくすより、共通にする範囲を明確にすることが先です。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
違いがあること自体を問題にしない。統一すべきなのは考え方のすべてではなく、子どもの安全や権利、園が大切にする価値など、共通に守る部分かもしれない。
確認したい3つのこと
□ どの場面で考え方の違いが出ているのかを具体的に確認しているか
□ 違って困っていることと、違っても困っていないことを分けているか
□ 子どもや保護者に影響している場面があるか
L(Line)背景をほどいてみる
経験、専門性、年齢、担当クラス、子どもの姿の捉え方などが違いを生む。違いが対立になる背景には、対話不足や判断基準の曖昧さもある。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
すべての考え方をそろえるのではなく、子どもの安全や権利、園として大切にする価値については共通の判断軸を持ち、その範囲の中で職員それぞれの経験や工夫を活かせる状態を目指す。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や保育方針に照らして、共通に守ることと、職員ごとの工夫を認めることを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、意見が分かれた具体的な保育場面を一つ取り上げ、共通にしたい判断と 、違いを認められる部分を分けて話し合ってみる。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。