第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
16:職員が辞めない職場をつくるには何を考えればよいでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、退職理由を調べるのではなく、今働いている職員に「ここで働き続けたいと思う理由」と 「働き続けにくいと感じること」を聞いてみるとよいと思います。辞める人だけを見るより、今いる人の声から考える方が、職場づくりの手がかりになります。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
退職を本人の意欲や適性の問題だけで見ない。「辞めない職場」より、「働き続ける選択をしやすい職場」として考える。
確認したい3つのこと
□ 今いる職員が、働き続けたい理由を言えるか
□ 働き続けにくいと感じる場面を聞けているか
□ 退職の話が出る前に、困り事を相談できる機会があるか
L(Line)背景をほどいてみる
人間関係、業務負荷、役割の不明確さ、成長実感、評価、処遇、家庭事情、将来像、管理職との関係などが絡む。理由は一つとは限らない。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
園として、職員にどのように働き、育ち、力を発揮してほしいのかを明らかにする。職員が自分の役割や成長を実感し、困ったときに相談しながら、働き続ける選択をしやすい職場を目指す。職員それぞれの事情や価値観の違いも踏まえて職場を整えていく。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す組織の在り方、人材育成の方向に照らして、職員にどのように働き続けてほしいのかを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、今働いている職員に「働き続けたい理由」と「働き続けにくいと感じること」を一つずつ聞いてみる。
関連する「実務の知見」「オリジナルアプリ」
書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。