第三者評価の現場で見えてきた園運営の20の疑問
19:職員間で情報共有しているはずなのに、なぜ伝わっていないことが起きるのでしょうか?
P(Prologue)まずはじめに
まずは、「伝えたかどうか」だけでなく、「相手が使える形で伝わっていたか」を確認 してみてください。口頭で伝えたこと、記録に残したこと、会議で共有したことが、それぞれ同じように受け止められているとは限りません。大切な情報ほど、誰が見ても分かる形で残すことから始めるとよいと思います。
S(Sight)現状をいくつかの角度から確認する
「共有した=伝わった」とは限らない。情報共有を、伝達の有無ではなく、現場で使える状態になっているかで見直す。情報伝達が双方向になっているか確かめる。
確認したい3つのこと
□ 口頭・記録・会議・チャットなど、情報を伝える場所が分かれていないか
□ 伝えた内容が、記録や申し送りであとから確認できるか
□ 大切な情報について、誰が確認するか、いつ確認するかが決まっているか
L(Line)背景をほどいてみる
口頭連絡、記録、会議、チャット、申し送り、役割分担、確認のタイミングなど、複数の要素が絡む。
T(Turn)向かいたい先を確かめる
情報共有の目的は、職員が同じ情報を知ることだけではない。子どもの様子や保護者とのやり取り、日々の小さな変化を、次の関わりや判断に活かせる状態にすることを目指す。園として、何を共有すれば子どもにとって安心につながり、重要な情報が特定の職員の記憶や口頭連絡だけに依存しない仕組みにしていく。
O(Outlook)未来につながる一歩を決める
理念や目指す保育、職員が連携して子どもを支える在り方に照らして、何を共有し、どのように使える状態にしたいのかを確認したうえで、小さなアクションを考える。一例として、重要な情報を一つ選び、「どこに残すか」「誰が確認するか」「いつ見直すか」を決める。
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書いた人
よねだ保育園サポート 米田 太郎(プロフィールはこちら)
第三者評価の評価者として保育園の現場に関わりながら、園運営や職員育成、計画づくり、記録の活用などを支援しています。
自園の場合はどう考えればよいか、整理が必要なときはご相談ください。